まず取り上げるのがジェームス・ブラウンのこのアルバム。JBのCDはライブ盤を持っていたけど、それがピンと来なかったから、これまで聞いてこなかった。このCDも中身がよく分からないけど、「まあ280円だし」と期待せずに買ったら大当たり!
1970とタイトルにあるけど、発売は1996年。70年に引き連れていたオリジナルJB‘s、つまりバンドに焦点を当てたアルバムなのだ。わざわざ後年になってフォーカスされるだけあって、バンドの演奏はアツい。収録曲もゲロッパで有名な「セックスマシーン」(2バージョンある!)「ソウルパワー」など代表曲ばかり。全10曲だがベストアルバム的でもある。10分を超える曲が3曲あるので収録時間は長めで、聞き応えあり。
1曲目の「セックスマシーン」からトバしてる。特にベースがグイグイと跳ね回っている。ベーシストはブーツィー・コリンズ。この人のウィキペディアが面白い。JB‘s時代はJBにことのほか気に入られていたというけど、ある日、LSDの影響で自分のベースがヘビに見えてしまい、ステージから逃亡。バンドを解雇されたという。
ブーツィーがいた時代のJBは絶好調。有名なライブアルバム「ライブ・イン・パリ71」や、もう1つのコンピレーションアルバム「イン・ザ・ジャングル・グルーブ」でもブーツィーのプレイを聞ける。同じコンピ盤で比べるなら、「イン・ザ・ジャングル~」より「FUNK POWER」の方が好きです。先に聞いたからかもしれませんが…。
オススメは2曲目「スーパーバッド」。ファンクが苦手、ファンクを知らないという人でもグッと引き込まれる可能性大。入門CDとして最適でしょう。自分にとってそうだったから。
アマゾンで調べると中古品2680円よりになってる。これはちょっと高過ぎでしょと思うけど、これを280円コーナーゲットできたのはラッキー。だけど、その後、JBのCDをいくつか買い漁ってしまったので散財してしまった。それだけ頭をガツーンとやられた一枚です。
【購入データ】購入店舗=福岡市の天神店か六本松店。購入日=2018年3月か4月。輸入盤で傷のない美品。このCDを280円コーナーで見る機会はあまりない。メルカリで探したら、549円で売っているのを発見。