リッキー・リー・ジョーンズ「浪漫」

アメリカのシンガーソングライターのデビューアルバム。1979年発売。「浪漫」というのは日本盤タイトルで、実際は自分の名前をタイトルにしていた。買ったのは輸入盤。

どんなものか全く知識なく購入。40年前の音楽だけど、古さを感じない。アコースティックなアレンジが耳なじむ。歌声の自己主張は激しくなく、これもまた耳になじむ。とにかく聴きやすいのだ。③を聴いていると、バックの演奏が丁寧に思える。プロの仕事というのかな、ちょっと音を大きくして演奏をじっくり聴きたくなる。

⑤のブルース調の曲もいい。自分の声のかわいらしさを理解した上での歌い方が合っている。無理にブルースしすぎていない。ほかにもアルバムではジャズ、カントリー、フォークとジャンルを行ったり来たりする。どれも無理がない。⑦の流れるようなボーカルは聴き応えあり。

トータル40分くらいの短さもいい。

【購入データ】購入店舗=六本松。購入日=2018年11月。

ザ・リバティーンズ「リバティーンズ再臨」

リバティーンズの3枚目になるのかな。2015年発売。ゲオのレンタル落ち。350円。日本盤。全17曲で、5曲がボーナストラック。

リバティーンズはライブを見たことが2回ある。2003年の新宿リキッドルーム。そしてその夏のフジロック。新宿では最後にカールがピートをおんぶして(逆かもしれん)ステージを走っていたのを覚えている。しかし、フジロックではピートはやってこなかった。リバティーンズは2000年代のバンドとしては珍しくスキャンダル、主にピートのドラッグが注目されていた。そのあおりだったかなんだかでピートは来なかった。カールとの仲も悪くなっていたという。こういう情報は当時、ロッキンオンから仕入れていた。

フジロックではなんだか弱々しいリバティーンズだった。ドント・ルック・バック・イントゥ・ザ・サンを聞けたからよかったけど、というかその曲しかいいと思えるパフォーマンスがなかった。その後はピートのお騒がせの方が話題になっていたんじゃなかろうか。

そういういろいろがあっての再結成、そしてアルバムだ。①バーバリアンズがらしい1曲目で少し安心。その後もリバティーンズらしい哀愁を帯びたセンチメンタルな瞬間をみせる曲たちが続く。まったくダメになっているかとも想像したが、そんなことはなかった。かつてあった壊れそうな繊細さはこのアルバムにもある。

少しだけ大人になった気はするが、基本的にはファースト、セカンドから大きく変わってはいない。それがいい。

【購入データ】購入店舗=ゲオ西新店。購入日=2018年12月。

ジーン・ヴィンセント「グレイテスト・ヒッツ」

1950年代のアメリカのミュージシャン。ベストアルバムだけど全10曲で、少ない印象。280円のところを半額セールで買ったからあんまり文句はいえないけれど。

意外にも音質はマシに聴こえる。たった23分なのであっという間だ。ジョン・レノンやポール・マッカートニーが好きだったらしく、ビートルズ登場前のロカビリーをしっかり味わえる。③DANCE TO THE BOPみたいに当時のダンスホールなんかで演奏されて、若者が踊っている姿が目に浮かぶよう。目に浮かぶといっても映画で見たような知識だけれども、まあこのイメージの音楽である。

安いからいいけど、ベストアルバムならもっと曲数のあるものを探した方がいいかも。

【購入データ】購入店舗=前原店。購入日=2018年12月。

カシオペア「プラティナム」

日本のフュージョンバンドの12枚目。1987年発売。250円でレコードをゲット。帯付き。

想像通りのフュージョンという感じ。80年代というかちょっとバブルな時代のBGMで使われていそうだ。特に夏。昭和の時代の夏の砂浜のイメージ映像で使われそうな感じ。

想像通りということは期待を裏切らないということでもある。心地よい気分で1枚を聞きとおせる。B面の3曲目がベストかな。ラテンなノリがあって、ゾクゾクする。

ジャケットもレコード盤もきれいで、ブックオフレコードの中では美品といっていいだろう。ビニールカバーというかジャケットを入れる透明の袋がついていてよかった。

【購入データ】購入店舗=天神店。購入日=2019年2月

アタリ・ティーンエイジ・ライオット「delete yourself」

バンド名とデジタルロックであることは知っていたが、①スタート・ザ・ライオットから笑ってしまった。想像とは違うデジタルロックだった。ものすごく人間臭さいのだ。

発売は1995年。ドイツのバンドだそう。安っぽいデジタル音に人間のシャウト。ただそれだけなのに血がふつふつとだぎってくるような熱さを覚える。洗練という言葉からはかけ離れている。デジタルなのに小奇麗さがない。楽器を弾くより荒々しい表現ができている。

⑦はライブ曲だが、まるでマッド・カプセル・マーケッツだ。いや、マッド~がアタリっぽかったと言うべきか。⑩はシャム69の曲を利用。そういうえば、このシャウトはオイ!パンクっぽいね。デジタルとオイ!パンクの融合というのは分かりやすい表現かもしれない。

【購入データ】購入店舗=天神店。購入日=2018年10月。

アーバンホームズ「JAMS」

2016年発売。日本盤、帯付き。ドイツの「ダンサンブル・バンド」と帯に書いてある。発売して2年で280円コーナーとはどういうことかと興味を持って購入。もともとの定価が2200円なので、安くなりがちではあるが気になったのだ。

なんか絵に描いたようなダンスミュージックバンドという感じ。奇をてらうことなく、ストレート。ミニマルなところがいい。聴き込むと言うよりは部屋のBGMとして流しておきたい。すでに何度か聴いたが、聴くごとにスッとしみこんでいく。聞き流せてしまうところはプラスマイナス両面ありそう。

正直目新しさとか、どうしても何度も繰り返し聴いてしまうようなところもない。サッと聴けるのがいいところだ。

【購入データ】購入店舗=小倉旦過店。購入日=2018年12月。

ルースター「ルースター」

ロンドンのバンドのデビュー作。2005年発売。

ガレージロック・リバイバルとは一線を画す内容。スタジアムロックを意識したハードなロックサウンドだ。イギリスらしさよりもアメリカンな印象。正直、この時代に、つまり2005年当時のことだが、この音が求められていたっけと驚いてしまう。それくらい王道すぎる内容なのだ。当時はガレージっぽいか踊れるかに分かれていたように記憶している。

④のようなバラードを聴くとボーカルの声のよさを実感できる。声はウリのひとつだろう。演奏は手堅い。アコースティックな楽器を取り入れているのもgood。本当にどこまでも王道ロックを突き進んでいく。⑥みたいなハードロックは過去にもいっぱいあったんじゃないか。本当にハードロックが大好きなんだろう。迷いはない。同時に特徴も薄い。

ガレージロック・リバイバルのなかでニッチなところを狙ったのかもしれないが、2007年には解散してしまったそうだ。やはり時代が求める音ではなかったんじゃないか。

【購入データ】購入店舗=長住店。購入日=2019年1月。108円コーナーでゲット。

ザ・サブフェイズ「オール・オア・ナッシング」

ロンドン出身のバンドのセカンドアルバム。発売は2008年。日本盤、帯付き。3人組でメインのボーカルが男性で、そこに女性ボーカルも加わってくる。①ガールズアンドボーイズはハードロックバンドみたいなイントロで想像と違った。このバンドについての情報はまったくなかっただけにビックリ。

パンクなガレージサウンドを想定していたけど、そんなことはない。へヴィでハードだ。帯には「ロックンロールの原石」とあるが、ハテナだ。原石というよりはすでにあるロックンロールを磨いたものじゃないか。原石というには整いすぎている。

②カリフォルニアの甘いメロディーがいい。どの曲でも感じるがベースがきっちり聴こえる。弾いているのは紅一点の女性なんだとか。⑤ムーヴ・トゥ・ニューリン、⑩ストロベリー・ブロンド、⑫ロスト・ボーイのようなアコースティックな曲も似合っている。正直、ハード寄りなシングル曲よりもいい。

ニルヴァーナやスマッシング・パンプキンズをプロデュースしたブッチ・ヴィグの手によるアルバムだからかのか、ロサンゼルスでレコーディングされたからなのか、UKロックというよりUSロックな手触りがする。歪んだギター主体でどこかカラッとしたところがある。特に前半がそうで、⑧以降には逆にUKロックっぽさを感じる。まあ、UKだUSだなんて勘違いみたいなもんかもしれないけど。

⑧ターンアラウンドなんかはブルースをこのバンド独自に発展させたみたいで聴き応えがある。唯一無二のバンドとは思わないけど、3人でやっているにしてはクオリティは高い。

【購入データ】購入店舗=六本松。購入日=2018年5月。

ザ・ケミカル・ブラザーズ「カム・ウィズ・アス」

ケミカル・ブラザーズの2002年発売4枚目。前作の「サレンダー」が大傑作だっただけに、楽しみな1枚だった。

家でヘッドフォンで聴く音楽じゃないなという印象。②it bigan in afrikaはアフリカ音楽にアクセスしやすくなった今の時代からすると、本場のアフリカ音楽を聴けばいいじゃないかとは思うが、ノレる。続く③ギャラクシー・バウンスの重さが心地いい。④スター・ギターがこのアルバムのハイライトになるのだろう。キラキラしていて分かりやすいのがいい。

ただ、トータルとしては地味めな曲の方が多いかな。一聴して引き込まれてしまうほどのパワーを持った曲は「サレンダー」よりない。ダンスミュージックというよりポップさが強い。特に⑨pioneer skiesにそう感じた。これは踊るよりもうっとりしたい。

【購入データ】購入店舗=天神店。購入日=2018年5月。

WANDS「ピース・オブ・マイ・ソウル」

1995年発売の4枚目。「世界が終わるまでは」と「シークレット・ナイト」「ジャンピン・ジャック・ボーイ」がシングル曲。ポップさよりもロック色が強くなったアルバムとよく言われているみたいだ。

あとから振り返ればWANDS後を占う内容になっている。当時、「シークレット・ナイト」や「セイム・サイド」をいいと思ったから、ロック色が強くなることには期待を持っていた。が、主要メンバーが脱退。そのメンバーが結成したのがアルニコ。セイム・サイド以降にありえただろう音で、本人たちのやりたいことがそれだったわけだ。

②ラブ&ヘイトはまさにWANDSといったポップ路線。アルニコが残念ながらWANDS並みの成功をしなかったことを思えば、ファンが求めていたのはこういうポップ路線だったのかも。確かアルニコのシングルはリアルタイムで買ったような記憶がある。若干ナナメ上と感じたのも確かだ。いや、それ以上にビーイングを離れたことが宣伝面でも大きかったのかもしれない。

④ドント・トライ・ソー・ハードはバラード曲。上杉昇の声はすばらしい。まあ上杉昇は今でも活動しているので、そちらをチェックしたい。

【購入データ】購入店舗=六本松。購入日=2018年2月。