ケミカル・ブラザーズの2002年発売4枚目。前作の「サレンダー」が大傑作だっただけに、楽しみな1枚だった。
家でヘッドフォンで聴く音楽じゃないなという印象。②it bigan in afrikaはアフリカ音楽にアクセスしやすくなった今の時代からすると、本場のアフリカ音楽を聴けばいいじゃないかとは思うが、ノレる。続く③ギャラクシー・バウンスの重さが心地いい。④スター・ギターがこのアルバムのハイライトになるのだろう。キラキラしていて分かりやすいのがいい。
ただ、トータルとしては地味めな曲の方が多いかな。一聴して引き込まれてしまうほどのパワーを持った曲は「サレンダー」よりない。ダンスミュージックというよりポップさが強い。特に⑨pioneer skiesにそう感じた。これは踊るよりもうっとりしたい。
【購入データ】購入店舗=天神店。購入日=2018年5月。