BABES IN TOYLAND「LIVE!」

1987年から活動を始めたアメリカの女性ロックバンド。全19曲で⑪までが92年のアメリカでのライブから、それ以降は未発表バージョンとしか書かれていない。購入の際はブートレグではなくオフィシャルだと思ったのだけど、今見るとブートレグっぽい。

グランジで絶叫系のボーカル。特にギターの音が歪みまくっていて、かなり攻撃的。なんというか触れたら血が吹き出そうな金属的なギターの音をしている。メタルよりもよっぽどメタリック。

絶叫の女性ボーカルがダメだというなら、まあこれもダメなのだろう。メロディーはニューウェーブのような前衛的なものではなく、どちらかと言えばポップ寄り。強いて言えばだが。

たまにこんな歪んだギターを思い切り聴きたいときがあるので、そういうときに最適だ。

【購入データ】購入店舗=天神店。購入日=2018年10月。

バッドリー・ドローン・ボーイ「ハウ・ディット・アイ・ゲット・ヒア」

1999年発売で日本盤のみのEP集。日本のレコード会社によるキャラ付けなのか「酔いどれ詩人」というらしい。あくまで日本盤の帯やライナーノーツに書いてあるだけだが。

過去にアルバムを購入したことあるが、やはり「酔いどれ詩人」呼びで、アルバムタイトルも曲タイトルも邦題で遊んでいた。なんだかこっちまで申し訳なくなるくらいの扱いだった。

EP集だけどアルバムみたいなボリュームがある。インスト曲もいくつかあって、実はインスト曲の方が好き。このミュージシャンはギターで弾き語りできそうな曲を、きれいにアレンジして仕上げてくる。酔いどれな感じはない。歌詞も酒じゃないよねえ。⑤はかっこいい。

どんな音楽かと説明しやすそうで難しいな。ブライト・アイズをよりポップにメルヘンチックにした感じ。曲数が少なめのアルバムなら名作ができそうだ。曲数が多いと胃もたれしそうなほど甘い。

【購入データ】購入店舗=荻窪。購入日=2019年4月。

バウンシング・ソウルズ「ホープレス・ロマンティック」

1999年発売のセカンドアルバム。輸入盤。グリーンデイ的なメロコアなパンク。グリーンデイよりもゴツゴツした音だ。オイパンクの流れにもあって、シャム69っぽいところがないでもない。

メロディがポップで聴きやすい。スピーディーなパンクロックだけではなく、⑤のようなかわいい曲もある。⑧の高速で走る戦車みたいなゴリゴリ感は気持ちいい。⑨はサッカーの応援歌。意外にも曲調に幅があって驚く。

聴きやすいが、キラーチューンに欠ける。聴き終わってもっとほかの曲も聴いてみたいと思わせる。

【購入データ】購入店舗=天神店。購入日=2019年3月。