2007年発売。1973年のロウパワー以来のオリジナルアルバムに当たる。いわずと知れたイギー・ポップ率いるバンドである。1970年前後に活躍。2000年代に入って再結成していた。
正直、こういう枯れちゃったオジサンバンドの再結成にはいいイメージがない。ずっと続けているならともかく、バンドとしての活動は完全になかったのだ。いきなり集まったところでいい曲もいい音もないだろうと、期待できないだろうと思うのは仕方ない。
期待せずに聴くと、まあボチボチである。とんでもなくかっこいいわけじゃない。だけど枯れているとも思わない。②は好き。⑤の渋い入りもいい。⑥で感じたが、シリアスな曲よりも明るい曲調の方がこの当時のバンドには合っていたのかな。
プロデュースはスティーブ・アルビニ。ドラムの音にそれを感じる。
意外にも聴いて満足感がある。280円ならまあいいやと思えるはずだ。
【購入データ】購入店舗=伊勢佐木町。購入日=2019年7月。あまり見かけない印象。