ニール・ヤングのトリビュートアルバム。1989年発売。日本盤。参加バンドはフレイミングリップスにニック・ケイヴ、ソニックユース、ピクシーズ、ダイナソーJRなど。なかなかよさげである。
有名な③アフター・ザ・ゴールドラッシュはリップスが。正直オリジナル版の方がはるかにいい。⑤シナモンガールはループというイギリスのバンド。ライナーノーツで大鷹俊一氏に「オリジナリティは感じない」と書かれてしまっている。あえて良いように言うと安心して聴けるとも言える。
⑧ウィンターロングはピクシーズ。なんかとってもさわやか。ベストトラックかも。⑨コンピューターエイジはソニックユース。ギターのノイジーさをコントロールしながら曲の形を保ちつつ進行。終盤に曲は分解され、しっかりと自分たちの色に仕上げている印象。⑪あふれる愛はダイナソーJR。ノイジーで叫ぶような歌い方。それでいて美しくもあるのは原曲のおかげだろうか。
有名曲をちゃんと押さえていて選曲はいいと思うし、参加バンドもいい。聴けるものになっているのはオリジナルがすばらしいからという点が大きいのだろう。
【購入データ】購入店舗=吉祥寺。購入日=2019年12月。