イギリスのバンドで1993年発売の三枚目。日本盤。帯付き。ステッカーもあるし、ポニーキャニオンに送るはがきもあった。切ってが41円というのも時代だ。
このよく知らないバンドはギターロックにヴァイオリンという組み合わせが特徴みたいだ。①を聴くとヴァイオリンが心地よく鳴っている。②もシリアスなかっこよさがあっていい。
ライナーノーツが面白かった。イギリスのトラヴェラーズとかクラスティとかいうサブカルチャーがあって、特にトラヴェラーズはキャンピングカーで旅をして生きている人たちなんだとか。そんなトラヴェラーズたちに支持されたのがこのバンド。それでフェスティバルになるとこのバンド目当てのトラヴェラーズたちが集まって盛り上がったそうだ。
そんなカルチャーあるのは知らなかった。肝心の音はトラッドミュージックがベースにある。スコットランド民謡というのかな。バグパイプが印象的だ。開放感と疾走感があるから、確かにフェスティバルでは盛り上がるだろう。自然を感じられる音楽だ。特に⑤がノリノリ。
全14曲で最後4曲がボーナストラック。当時、日本のレコード会社はものすごくプッシュしていたのかな。薦めたくなるような魅力のあるバンドなのは間違いない。
初夏に聴きたいアルバムだ。
【購入データ】購入店舗=吉祥寺。購入日=2019年12月。