1997年発売のベストアルバム。島唄で有名なバンドだけど島唄は入ってません。でも、いいんです。「手紙」が聴きたかったから。
収録されているのはワールドミュージックを取り入れた時期の曲が多い。③ブランカや④風になりたいがシングルだったし分かりやすいでしょう。正直、④のためだけに買ってもいいと思うくらい。ただ、大学時代、友人はこの曲を好きではなかったんですよね。万人向けではないのかも。いや、でもいい曲でしょう、ほんと。
ブランカを久しぶりに聴いたけど、ワールドミュージックのテイストを入れつつもちゃんとJ−POPしてるんですよね。このセンスはすごい。地味っちゃ地味なんですよ、この曲。④もそう。なんだかんだってポップだし、「何一ついいことなかったこのまちに」の歌詞も好きですよ。明るいサンバ調とは違って哀愁があって、日本流になってる。
⑦TOKYO LOVEはジャズチック。聴きごたえはある。⑩TIMBAL YELEはスペイン的。ほんといろんなところから吸収してる。
で、一番聴きたかったのが最後の手紙。これは歌というより独白。ポエトリーリーディングというのかな。中学生の頃だったかラジオで聴いて衝撃的だったね。ワールドミュージックを取り入れるバンドだけど、ここではロックンロールへの愛を語っている。ベースはそこにあるんだろう。それを確認できる曲であり、ロックンロールが好きな人なら分かるだろう。
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【購入データ】購入店舗=吉祥寺、購入日=2017年2月