ボン・ジョヴィ「クラッシュ」

2000年発売。イッツ・マイ・ライフ収録。コマーシャルにも使われたし、何人かの野球選手が登場曲に使ったし、なかやまきんに君が使ったこともあるし、とにかく突出して有名な曲ですね。で、やっぱり素晴らしいです。

2曲目もミディアムテンポのいい曲。3曲目でいきなりバラード。このようにバラエティー豊かな感じ。ハードロックだけどハード過ぎず、柔軟さがあります。似たようなハードロックバンドは過去にいっぱいあったと思いますが、やはりメロディーのよさとボーカルの声がいいんですかね。あと、メロディーに懐かしさがあります。言い換えるとどこかで聴いたことがあるようなってことですが、そこはあまり問題にはなりません。アレンジは大人しいというか、あまり凝った感じはなく、ストレート。

有名なバンドですが、アルバムを買って聴くのは初めて。聴かず嫌いはよくないですね。気軽に手を出せるのが290円のいいところです。

290円であるかどうかは謎ですが、大阪のライブ音源がついたバージョンがあるそうです。

【購入データ】購入日=2020年、購入報告にあります

ディアゴ・イオルク「レット・ユアセルフ・イン」

2008年発売、日本盤。全12曲、ラストがボーナストラック。ビートルズのカバー「チケット・トゥ・ライド」が入っています。

ブラジルの当時23歳によるデビューアルバム。ブラジルというとラテンのノリだとかボサノバだけど、そんなんじゃないです。美メロな歌ものです。なんとなくジェームス・ブランドを思い起こしました。

1曲目から耳に残る美メロ。加えて録音の良さを感じます。丁寧に作ったんだなと思いますね。曲調は落ち着いたポップソング。激しいわけではないし、リズム重視というのでもない。とにかく聞きやすくて、日曜日の午後にまったりしている時に流したい感じ。ドラムがいい感じですよ。

個人の好みはあるでしょうが、一聴して素晴らしいと思えたので、買って損はないのでは? 確かに新しい種類の音楽というわけではないでしょう。でも、この声とメロディーを聴いているとうっとりしてしまいます。

【購入データ】購入日=2020年、購入報告の項目にあります

THE TAKE OVER UK 「ランニング・ウィズ・ザ・ウェイスターズ」

2010年1月発売。日本盤、帯付き。

名前はUKだけどアメリカのバンド。四人組のロックバンドのデビューアルバム。とんでもなくポップでありながら、激しさを持ち合わせた古き良きロックンロール。アルバム本編は13曲、ボーナストラックが3曲。ちょっと曲数が多いかなとも思うが、粒揃いだ。

1曲目から楽しい。60年代テイストというのも違うけど、昔のロックンロールを下地としているのは間違いなく、ザ・ストロークスを思い起こさせる。

残念なのはこれだけの素晴らしいデビュー作を残しておきながら、その後パッとしないこと。ウィキペディアを読むと、英語版しかないけど、どうやら2011年に解散したらしい。本当に残念としか言いようがない。

昨年2020年に買った290円CDの中ではベスト3に入るくらいのいいアルバムだった。冒頭3曲か4曲かを聴いて合わなけれがしようがない。

【購入データ】購入日=2020年7月、購入店舗=吉祥寺