ロンドンのバンドのデビュー作。2005年発売。
ガレージロック・リバイバルとは一線を画す内容。スタジアムロックを意識したハードなロックサウンドだ。イギリスらしさよりもアメリカンな印象。正直、この時代に、つまり2005年当時のことだが、この音が求められていたっけと驚いてしまう。それくらい王道すぎる内容なのだ。当時はガレージっぽいか踊れるかに分かれていたように記憶している。
④のようなバラードを聴くとボーカルの声のよさを実感できる。声はウリのひとつだろう。演奏は手堅い。アコースティックな楽器を取り入れているのもgood。本当にどこまでも王道ロックを突き進んでいく。⑥みたいなハードロックは過去にもいっぱいあったんじゃないか。本当にハードロックが大好きなんだろう。迷いはない。同時に特徴も薄い。
ガレージロック・リバイバルのなかでニッチなところを狙ったのかもしれないが、2007年には解散してしまったそうだ。やはり時代が求める音ではなかったんじゃないか。
【購入データ】購入店舗=長住店。購入日=2019年1月。108円コーナーでゲット。