1992年発売のデビューアルバム。日本盤。今でこそイギリスを代表するバンドになっているけど、この当時はそうとうとがっていたみたいだ。その象徴がリッチーというギタリスト。デビューアルバムを世界各国で1位にすると宣言して、腕にナイフで「4REAL」と刻んでケガをしたエピソードが有名。その後、リッチーは疾走し、2008年に死亡宣告されている。どこかに消えてしまったのだ。
そんなエピソードを知った上で聴くと、そんなにトゲトゲしくないのに驚く。とってもメロディアスだし、ボーカルの声がいい。攻撃的なところはあるけれど、センチメンタルな気さえする。思春期的という意味ではやはり4REALといっていい。
④motorcycle emptinessはその後の音楽性にも繋がるメロディアスな1曲。世界各国で1位を狙うなら曲数が多すぎるんじゃないか。ボーナストラック入りで全19曲。オリジナルは18曲ということかな。やはり多すぎる。曲はそれぞれいいよ。
それにしても92年でこのクオリティとは。その後にブラーやオアシスが出てくるけど、それらよりもいいんじゃないか。いや、ブラーもオアシスも好きだけど。
【購入データ】購入店舗=天神。購入日=2018年10月