アメリカの老舗バンドによる2006年発売のアルバム。輸入盤。一時期、ソニックユースにはまった時期があり、もしかしたらすでに所持しているかもと思ったけど買った。280円コーナーにソニックユースを見かける頻度は多くなかったけど、ないわけじゃない。
1曲目から期待通りの音。②はイントロからまさにソニックユースという感じ。歌声もメロディーもそう。聴いていると過去のアルバムを引っ張り出してきたくなる。
はかないメロディーもいいのだけど、インプロを思わせる間奏の方がこのバンドの魅力なのだろう。だから飛ばさず1曲ずつ聴きたくなる。どこでどんな展開が待っているか分からないからだ。ノイズ寄りのアレンジは少ない。一音一音がクリアになっていて、心地いい。⑧もイントロから気持ちいい。
激しい曲はほとんどない。この時期のアルバムはそんな感じが多い。そういう意味では変わり映えがしないのだけど、いつも通りを期待するならいいアルバムだろう。⑪はかつてのダイアモンド・シーを連想させる。ヘッドホンで大きな音にして聴きたい。
【購入データ】購入店舗=伊勢佐木町。購入日=2019年7月。