スタイル・カウンシルはとっても好き。280円コーナーに探していたエクストラズがあって思わずガッツポーズ。発売は1993年。つまり解散した後に出たB面集みたいなもの。ザ・ジャムにも同様の趣旨のエクストラズが発売されている。
以前はスタイル・カウンシルのオシャレな感じが受け付けなかった。ザ・ジャムでもパンク色の強い前半が好きで、後半のいろんなジャンルの音楽に手を出しているのはあまり聴かなかった。ところが年を取ったからか、好みが変化。むしろ今は「インザシティ」みたいなのが聴いていられなくなってしまった。
それに気付いたのはスタイル・カウンシルの「カフェ・ブリュ」の中古レコードを買ったから。聴いてみたらすごくよかった。オシャレな音楽、いいではないか。しっとり歌うポール・ウェラーもいいではないか。
B面集だし時系列で曲が並んでいないので統一感はない。とはいえ全22曲のなかにはオリジナルアルバムに入っていてもいいのにと思う曲がいくつかある。一方、なかにはピンとこないのもある。曲に歌が追いついていないというか、ソウル色が強くなるとボーカルが弱いように聴こえる(未発表曲なので本気で歌ってないかもしれないが)。
スタイル・カウンシルを知らない人には勧めないが、オリジナルアルバムを買って気に入ったという人なら満足できるはず。紅茶を飲みながら聴きたい1枚。
【購入データ】購入店舗=福岡飯倉店。購入日=2018年5月。日本盤。帯なし。スタイル・カウンシルは280円コーナーでたまにある。