ドラゴンアッシュ「INDEPENDIENTE」

ドラゴンアッシュといえば世代的に「陽はまたのぼりくりかえす」とか悪そうな奴はだいたい友達の「グレイトフルデイズ」がドンピシャでした。だけどその後、ほぼ聞かなくなって、「ファンタジスタ」がちょっと耳に残ったくらい。

このアルバムは2007年発売。14曲あるけど曲目見ても知っている曲はなし。ただなんとなく「280円だからいいか」と買ってみたら、ヘビーローテーションすることに。

冒頭のインスト曲からモロにラテン!って感じのアレンジ。ラップとかミクスチャーのイメージが強かったので意外感に打たれまくり。軽快なリズムに優しいメロディー。とにかく聞きやすい。ラップ色はあんまない。とにかく気持ちよさそうに歌ってる。演奏も気持ちよさそう。前半からノリノリで飛ばしていく一方、⑫few lights till night、⑬beautiful、⑭夢で遭えたらと3曲続くメロウな曲がアルバムの終わりにピッタリ。夜の都会でヤンチャしてた若者が、南国に行ってのんびり羽を伸ばしている感じ。聞き手を煽るような部分がないので、気軽に聞ける。

ほぼ全編ラテン!なんで、似ていると感じる曲もチラホラ。これについてはまったくマイナスじゃなくて、「ラテンで行く!」というコンセプトを全うしている分、安心して聞ける。歌詞はあまり頭に残らない。自分が年を取ったからか、「陽はまたのぼりくりかえす」当時の曲みたいに歌詞をしっかり聞くという感じでもない。

残念なのは隠しトラック。最後の⑭が終わってしばらくそのままにしておくとスタート。ラジオDJみたいなトークが始まって、もう1曲あるといい、全員楽器を持ち替えてやるとアナウンス。その曲が…。高校生のときに聞いたドラゴンアッシュのアルバム「Buzz Songs」の隠しトラックは良かったんだけど、今回のは完全にファン向け。ラテンじゃなく、ここだけ浮いてしまっている。

隠しトラックが残念だけど、これといって何か聞きたいものがないときに、じゃあこのCD流しておこうかと思う、そんな一枚です。

買ったのは初回限定盤。CDエクストラでビデオクリップが3曲分付いてるからそれが限定なのかな。

【購入データ】購入店舗=福岡の六本松店。購入日=2018年3月か4月。初回限定盤。傷なし。帯なし。このCDはどこのブックオフの280円コーナーでも見つけられる。メルカリで探すと、300円から999円くらいでした。

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