280円コーナーのほとんどはポップスとロックで占められていて、ジャズとクラシックやその他ワールドミュージックは数が少ない。そんな中からジャケットが気になったものをポイポイと買ってみた。
レイ・エリントン。ジャケットは赤と黒の配色で、下着の女性が写っている。左端にはレイ・エリントンと思われる人物の顔写真が縦に3つ並ぶ。女性の写真と並ぶといやらしそうに見える。パッと見で時代が古そうな感じがしたので、そういう音を期待して聴いたらバッチリ。
このレイ・エリントンという人はドラマー兼ボーカルで、このアルバムは1959年に録音されたものだそう。「ジャズ」のイメージ通りの演奏を聞かせてくれる。ピアノはパンクみたいな激しさがあり、ギターはゴキゲンな感じで音を出しまくっている。聴いていて楽しくなってくる音楽だ。
のちの時代になるとジャズは大衆性を失ってしまうけれど、このアルバムにはジャズがポップスだったことがしっかりと刻まれている。たった280円の割には何度でも聴けるほど。休日の午後に聴いていたい1枚って感じ。
【購入データ】購入店舗=六本松店。購入日=2018年5月。輸入盤。状態はきれい。