パンクバンド・ランシドの4枚目。1998年発売。輸入盤。当時、モヒカンとか鋲付き革ジャンとか典型的なパンクスのイメージを放っていた印象。こうして聴いてみると、単純にスピードのあるパンクソングというのとは違う。②の時点で結構ストレートなロックンロールだ。ザ・クラッシュの影響を感じさせる。特にロンドン・コーリングだ。イメージとしてのパンクに捕らわれない。ボーカルの声はショー・ストラマーっぽい瞬間がある。
どの曲もかっこいい。22曲もあるからクオリティの差が激しいかと思ったらそんなことなかった。⑧はオシャレさとノスタルジーが同居している良曲。ただアルバムとして考えると22曲はやはり多い。半分とはいわないが、14曲くらいに収めていたら、もっと何度も聴きたいアルバムになっていたろう。長いのはダメなのだ。
もっとほかにもランシドのアルバムを買いたくなる。それくらいいい1枚。
【購入データ】購入店舗=天神店。購入日=2018年9月。