喜多郎「the light of the spirit」

1987年発売。シンセサイザー奏者として世界的に有名。このアルバムの曲がグラミー賞にノミネートされている。

喜多郎氏のCDはいくつか聴いてきたが、どうも入り込めたことがなかった。この作品はなかなかの壮大さである。シンセサイザーなのに目をつぶると頭に浮かぶのは自然の風景だ。③なんかは夜の砂漠が思い浮かぶ。

日本人だからというのが分かっているからなのか、音楽が日本的に感じる。④は田舎の風景って感じ。朝も夕焼けもある。

日本人の音楽で海外で評価される場合、日本的であることが大事みたいだ。喜多郎氏のこの作品は和テイストにあふれている。最近のベビーメタルも実に日本的である。媚びるように洋楽に寄せてしまうとむしろダメなんだろう。ギターウルフだって日本でやっていたままが評価されたわけだ。グローバリズムといわれる中で日本はガラパゴスだと批判されるが、むしろガラパゴスであることが世界で売れるための秘訣なんじゃなかろうか。音楽だけじゃなくいろんなことに言えることだと思う。その個性を普段から大事にしていきたい。

このCDを聴いてそう思ったね。

【購入データ】購入店舗=天神。購入日=2019年1月。喜多郎氏の作品は結構見かける。

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