PJハーヴェイ「ザ・ピール・セッションズ」

2006年発売。よく聞くジョン・ピール・セッションから。PJハーヴェイについてはほとんど知識がなく聴いてみた。

音の荒々しさがダイレクトに録音されている。③が分かりやすい。⑤のギターのリフは心地よくて癖になる。

ノイジ―過ぎないし、ポップ過ぎないし、速すぎない。地に足着いたかっこいいロックだ。⑨のようなアコースティックな曲もいい。

録音がしっかりしているのがこのCDのいいところかな。

【購入データ】購入店舗=六本松。購入日=2018年11月。

ロザリオス「the end of the beauty」

2003年発売。3枚目のアルバム。ジャンル分けは不毛だけど、あくまでロック。曲の形はしっかりある。

②chaserがすばらしい。バイオリンが鳴り響き、ドラムとベースが土台をささえ、ギターの軽やかさが耳に心地いい。まだ聴きたいと思うところで終わってしまうくらいがいいのかもしれない。

④もすばらしい。もっといえばどの曲もすばらしい。勢いがあり中身が濃い。全10曲あるのだが、1曲を長くして、曲数を少なくしたアルバムがあったら聴いてみたい。どの曲もちょっと短い。決してジャズではなくロックだというのは、この点に理由がある。もっともライブでは違うんだろうか。楽しみである。

ダレそうになりがちな曲調だけど実は⑧以降も結構いい。

歌がないとダメという人には合わないだろう。そうでないならかなりイケるはず。

【購入データ】購入店舗=天神。購入日=2018年11月。

アークティック・モンキーズ「サック・イット・アンド・シー」

2011年発売の4枚目。日本盤。13曲入りで⑬がボーナストラック。

①はらしい曲なんじゃなかろうか。メロディアスでキャッチャーな1曲だ。1stっぽさを感じる。いや、この1曲だけじゃない。アルバムの多くの曲がすごくキャッチャー。もともとメロディーセンスはあったのだけど、聴かせる曲になった。ボーカルの声のよさが堪能できるのがいい。

⑧以降はどれもアルバム最終曲になれそうなくらい落ち着いたポップさがある曲ばかり。こうなるとそういう歌ものアルバムを作ろうという明確な意思があったのかなと想像してしまう。1stの時はもっと荒々しさがあったはず。このアルバムにはそれはない。とはいえアークティック・モンキーズらしさはある。

⑬はボーナストラックだけあって録音の時点で浮いているかな。

【購入データ】購入店舗=天神店。購入日=2018年10月。