竹村延和「こどもと魔法」

1997年発売。ミニマル・ミュージックな一枚。全18曲。

BGMとしてだらりと流せるだけのCDじゃない。④なんかは不安定で不気味さがある。これをアクセントとして良いと思えるか、邪魔だと感じるかで評価は変わるだろう。邪魔だと思う人はスキップしたくなるからだ。

「こどもと魔法」というタイトルはそのものズバリという感じ。無邪気さがあって、幻想的なところもある。単純に見えて細部まで聴き取りなくなる丁寧さ。派手じゃないけど癖になる。ただやっぱBGMとして期待していたら、それは裏切られることになる。曲に主張がないようで主張があるから、さらりと聴き通せない。

聴くのに気合がいる一枚だ。

【購入データ】購入店舗=天神。購入日=2018年10月。

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