2011年発売。初回盤はCD二枚組みらしいが、これは通常盤。元ゆらゆら帝国でボーカルとギターを務めていたミュージシャンのソロアルバムだ。
1曲目から安定感があり安心できる。ボーカルはゆらゆら帝国のときとそんな変わらない印象。音が違う。ゆらゆら帝国はもっと歪んだギターがあったと思うが、このソロアルバムはそこまでギターは前面に出てこない。歌を聴かせてくれる。声質なのかエロティックに聴こえる。なんか歌詞もエロく思えてきたほどだ。曲のテンポはのんびりしたものが多い。⑥みたいな歌謡曲のようで歌謡曲でない感じが魅力的だ。⑧にはちょっと不気味さがある。ゆらゆら帝国もそうだったが、ソロになってもかなり個性が際立っている。ゆえに気に入らない人はどうしたって気に入らないだろう。
好みもあるだろうが、かなりハイレベル。280円で見つけたら初回盤じゃなくても買っておけというレベルだ。捨て曲はない。
【購入データ】購入店舗=天神店。購入日=2018年11月。