2002年発売。文字通り大沢伸一氏がセレクト。セルジオ・メンデスはボサノバの代表的な有名人だが、これはベストアルバムみたいなもので、あまりよく知らなかった自分でも知っている曲が入っている。
②のデイトリッパーはビートルズのカバー。ボサノババージョンになっていて、この曲から雰囲気をつかむのもいいかもしれない。ボサノバではあるがちゃんとデイトリッパーしているので、そういう意味ではビートルズもすごいと再確認できる。曲の個性がしっかりしているのだ。
ボサノバ初心者だったけど、すんなり入っていける。ボサノバというジャンルの間口の広さゆえなのか、セルジオ・メンデスのすごさなのか。どちらもだろう。とにかく何かボサノバを聴いてみたいというならおすすめできる。
⑤おいしい水、⑥マスカレードの流れがいい。⑦ザンジバルはコーネリアスが昔発表したペレ(確かそんなタイトル)という曲の元ネタじゃないか。というかカバーといっていいかも。⑧もどこかで聴いたことある…と調べたらバッファロー・スプリングフィールドの曲のカバーなのか。
こうして聴いているとどの曲も後世への影響を感じさせる。行ってみれば宝箱というかオモチャ箱のようなアルバムだ。どの瞬間もオシャレ。真似たくなるのも当然だ。
【購入データ】購入店舗=天神。購入日=2018年10月。