トーキョー・ナンバーワン・ソウル・セット「9 9/9」

中学生か高校生くらいのころ、夜のNHK-FMでミュージックスクエアという番組があって、よく聴いていた。ブルーハーツの解散発表も聴いていた。この番組はヒットチャート上位をにぎわす曲だけでなく、結構幅広く紹介していたので、お金のない学生にはいろんな邦楽を知るいいきっかけになっていたと思う。

トーキョー・ナンバーワン・ソウル・セットもまたよく紹介されていた。ヒップホップなんだけど、独特。語りに近いが、語りと言い切るには御幣がある。万人受けはしないが、コアなファンがいそう。とにかく個性が強かった。

1999年発売。サードアルバム。③先人達の夢は不穏なムードをかもし出していて、動悸が早くなりそう。④キーワードは歌モノっぽくて聴きやすいんじゃないか。⑥サンデイはシングルにもなった代表曲。朝の都会という感じ。⑨夜明け前も不穏だな。

聴いていて全体的に焦燥感に駆られるというか、いてもたってもいられない気持ちになる。世紀末はこんな気分だったんだろうか。そこが病みつきになりそう。

【購入データ】購入店舗=六本松店。購入日=2018年2月。280円コーナーでたまに見る。

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