レッドホットチリペッパーの元ギタリストのソロ。2004年発売。かなりメロディアス。ファンク色の強かったレッチリにもメロディアスな曲が増えていたのは彼のおかげかもしれない。
素朴といってもいいくらい。暖かみがある。②omissionでそれがよく分かる。
ずいぶんまえにエグザイルからボーカルの1人が抜けてソロになった。脱退直後のソロシングルが「人間じゃろうが!」。聴いたことはないが、エグザイルとは違って人間味のある曲なんだろうと予想できる。そうじゃなかったらウソだ。
ジョン・フルシアンテのソロ作品もレッチリに対比してみると、とにかく素朴で人間的。プロテインのにおいがするマッチョなレッチリに対して、人間じゃろうが!とむき出しの野性を武器にしているかのようだ。レッチリファンが流れでこのアルバムを聴いてもう~んと首を傾げてしまうだろう。メロディーはレッチリ的ではあるんだけど、肝心要のファンク色はない。男臭さがない。色気はあるように感じるが、種類が違う。レッチリはセックスアピール満載だが、このアルバムは哀愁という色気だ。
⑨ディスコールドからの流れが好き。これは疾走感がある。⑩はインストで不気味。⑪は優しさがある。⑫には懐かしさが。⑬以降もいい。しっとり聴きたいときにはいいアルバムだ。
【購入データ】購入店舗=六本松店。購入日=2018年6月。