ブリトニー・スピアーズ「GREATEST HITS:MY PREROGATIVE」

2004年発売。お騒がせなスキャンダルのイメージが強いブリトニー・スピアーズのベストアルバム。これは輸入盤だが、日本盤はミリオンセラーになったらしい。

有名曲のサビくらいは知っていたつもりだけど、1曲丸々聴いたことがなかったので買ってみた。そんな気軽な気持ちだったけど、2曲目のTOXICでヤラれた。当時から聴いたことある人には今さらなことだが、この曲のかっこよさはすばらしい。何度もリピートしてしまった。ちょっとカイリー・ミノーグっぽいところもある。この1曲だけでも買ったかいがある。それほど本当にいい曲なのだ。15年前の曲とはいえ今でも攻撃的に聴こえる。

ライブ映像を見たくてユーチューブで探したら、コメント欄に口パクの指摘ばっかりあって笑ってしまった。それでも映像の中でファンの人たちは楽しそう。映像を見ていても凝ったセットでエンターテイメントしている。いろいろスキャンダルはあったがやはりポップアイコンなのだ。

ほかの曲も聴いたけど、ドライブによさそう。⑪sometimesみたいなミディアムテンポな曲も合っている。⑰I love rock7

【購入データ】購入店舗=天神店。購入日=2018年10月。280円コーナーでよく見かける。

ナイル・ロジャース「chic freak and more treats」

ナイル・ロジャースは名前は聴いたことあるけどよく知らない人だった。ギタリストでありプロデューサーでありとマルチにやっているみたいだ。

シックというファンクバンドをかつてやっていて、このアルバムはそのバンドの曲を再結成してカバーしたものらしい。1996年発売。シックは1977年デビューでディスコブームで活躍したという。当然、曲はディスコナンバーだ。

②ダンス、ダンス、ダンスのノリがいい。どっかで聴いたことあるギターの感じ。ダフトパンクのゲット・ラッキーみたい。というかそれもナイル・ロジャースが弾いているのか。とにかく踊ろうよという能天気さにあふれている。⑤アップサイド・ダウンにはtrfっぽさがある。

とにかくダンス曲で攻めまくる13曲。これは果たして家でじっくり聴いていていいもんだろうか。ぜひともノリノリで聴きたい。少し酔っているくらいがいいんじゃないか。あと、意外にナイルロジャースのギターが少ない。

【購入データ】購入店舗=六本松店。購入日=2018年5月。

カウンティング・クロウズ「アクロス・ア・ワイヤー/ライブ・イン・ニューヨーク」

アメリカはサンフランシスコのバンド。二枚組みのライブアルバムで1998年発売。輸入盤。

1枚目はアコースティックライブの様子。ちょっとカントリー風味もあるバラードが多い。情緒的なボーカルだ。曲も平凡といえば平凡なのだが、誠実さを感じる。

2枚目はバンド形式で。どっちがいいかといえば2枚目だ。通常のアレンジを知った上でならアコースティックバージョンも楽しめるだろうが、いきなりそっちではないね。

正直、何かが特別すばらしいってことはない。とにかく真面目さが伝わってくる。よくあるロックだ。意外にこういう風にストレートに音を鳴らすというのは珍しいのかもしれない。ただ、日本ではあまり人気は出ないだろうなと思う。大味なところがアメリカ的過ぎる。

【購入データ】購入店舗=福重店。購入日=2018年10月。

ラルク・アン・シエル「ハート」

1998年発売の5枚目。高校生のときに買った記憶があるが、あれから20年も経てば280円コーナーに並ぶには十分だ。

全10曲で50分たらずと聴きやすい。曲のクオリティーは高く、何度も聴ける。正確にいうと買った当時、すごく何度も聴いていた。シングルとなった②ウィンター・フォールはきれいな曲だ。③ジャズ要素を入れたポップソング、④はパンキッシュに疾走していく。こんなにベースがはっきり聴こえるなんて当時は気にしてなかったな。ラルクはベースがすごいらしいといつだったか聞いたことがある。ベースを意識して聴くと確かに動き回っているというか。⑥birth!でもそんなに動くのかって驚くぐらい。

どの曲もシングルカットできそうなくらいのポップさ。これは売れるに決まっている。

【購入データ】購入店舗=天神店。購入日=2018年2月。

ザ・ケミカル・ブラザーズ「ドント・シンク」

2012年発売のライブアルバム。2011年のフジロックフェスティバルの模様が収められている。買ったのは輸入盤でDVD付きのもの。PS4でちゃんと再生できた。この映像は映画らしい。

とにかく聴いていて気持ちがいい。ケミカルブラザーズってこんなに気持ちよかったけと驚く。特にスター・ギターがいいね。テクノのライブアルバムというとアンダーグラウンドのヤツがあるけど、気持ちよさではこっちの勝ち。あっちは激しさがある。

というようにCDの方は問題なし。鉄板。で、映像だ。映画なので、普通のライブDVDとはやはり違うんだろう。その点ではアンダーグラウンドのDVDの方がストレートに楽しめるかもしれない。

こっちはちょっと客を映し過ぎているかな。映画の狙いなんでしょう。オーディエンスが楽しんでいる映像というのは。ただ、音と映像を楽しみたいなら観客のドアップはいらんな。外国人の監督からすると日本人がケミカルブラザーズでノッていることが珍しかったのかもしれない。日本人からすると本当にどうでもいいところだ。あまりにも客のアップが多いので最後まで見るのはしんどい。

もっとも音はやっぱり気持ちいい。映像はともかく音があることに感謝したい。

【購入データ】購入店舗=荻窪店。購入日=2019年4月。見かけたのは初めてだった。

ザ・ストロークス「live in switzerland 2006」

2014年発売。タワーレコードとかでたまにある海外発売のライブアルバム。ブートレグの一種に数えていいやつだとは思う。

全13曲。セットリストからサードアルバムの時期と思われる。音質はまあまあ。サウンドボード音源なんだけど、オフィシャルのライブアルバムではないなと感じる程度。ストロークスのライブ音源は公式ではそんなに出てないんだっけかな。そういう中では珍しい。

ストロークスはデビュー当時から聴いていて、来日公演は名古屋へ見に行った。クラブクアトロという小さいところで淡々としていたのを覚えている。次は2003年のサマーソニックだ。スタジアムの客席でのんびり見ていた。マイウェイを軽く歌っていて盛り上げていて、友達と笑っていた。

ブートレグもその時期のを結構買った。ベストはデビューアルバムが出る前の、確かオーストラリアのライブだったかな、それがテンポが速くて何度も繰り返し聴いた思い出がある。

で、このアルバムだが、やはり淡々と進んでいく。ジュリアンの声が若干かすれている。演奏は手堅い。基本的にはCDをなぞるタイプのライブだけど、なぜか聴いてしまう。⑦hard to explainのイントロでちょっとしたお遊びがある。サードアルバムはそれまでよりハードなサウンドだったからか、この曲もそんな印象に変化している。

好きなら買って損はない。そうじゃなくとりあえずストロークスを聴きたいならオリジナルアルバムがいい。

【購入データ】購入店舗=吉祥寺。購入日=2019年4月。

BABES IN TOYLAND「LIVE!」

1987年から活動を始めたアメリカの女性ロックバンド。全19曲で⑪までが92年のアメリカでのライブから、それ以降は未発表バージョンとしか書かれていない。購入の際はブートレグではなくオフィシャルだと思ったのだけど、今見るとブートレグっぽい。

グランジで絶叫系のボーカル。特にギターの音が歪みまくっていて、かなり攻撃的。なんというか触れたら血が吹き出そうな金属的なギターの音をしている。メタルよりもよっぽどメタリック。

絶叫の女性ボーカルがダメだというなら、まあこれもダメなのだろう。メロディーはニューウェーブのような前衛的なものではなく、どちらかと言えばポップ寄り。強いて言えばだが。

たまにこんな歪んだギターを思い切り聴きたいときがあるので、そういうときに最適だ。

【購入データ】購入店舗=天神店。購入日=2018年10月。

バッドリー・ドローン・ボーイ「ハウ・ディット・アイ・ゲット・ヒア」

1999年発売で日本盤のみのEP集。日本のレコード会社によるキャラ付けなのか「酔いどれ詩人」というらしい。あくまで日本盤の帯やライナーノーツに書いてあるだけだが。

過去にアルバムを購入したことあるが、やはり「酔いどれ詩人」呼びで、アルバムタイトルも曲タイトルも邦題で遊んでいた。なんだかこっちまで申し訳なくなるくらいの扱いだった。

EP集だけどアルバムみたいなボリュームがある。インスト曲もいくつかあって、実はインスト曲の方が好き。このミュージシャンはギターで弾き語りできそうな曲を、きれいにアレンジして仕上げてくる。酔いどれな感じはない。歌詞も酒じゃないよねえ。⑤はかっこいい。

どんな音楽かと説明しやすそうで難しいな。ブライト・アイズをよりポップにメルヘンチックにした感じ。曲数が少なめのアルバムなら名作ができそうだ。曲数が多いと胃もたれしそうなほど甘い。

【購入データ】購入店舗=荻窪。購入日=2019年4月。

バウンシング・ソウルズ「ホープレス・ロマンティック」

1999年発売のセカンドアルバム。輸入盤。グリーンデイ的なメロコアなパンク。グリーンデイよりもゴツゴツした音だ。オイパンクの流れにもあって、シャム69っぽいところがないでもない。

メロディがポップで聴きやすい。スピーディーなパンクロックだけではなく、⑤のようなかわいい曲もある。⑧の高速で走る戦車みたいなゴリゴリ感は気持ちいい。⑨はサッカーの応援歌。意外にも曲調に幅があって驚く。

聴きやすいが、キラーチューンに欠ける。聴き終わってもっとほかの曲も聴いてみたいと思わせる。

【購入データ】購入店舗=天神店。購入日=2019年3月。

globe「globe」

globeのデビューアルバムで1996年発売。455万枚は売れたというモンスターアルバムである。

シングル曲のサビはとっても印象に残るすばらしいもの。globeだけでなく小室プロデュースのシングル曲はサビを重要視している。当時から感じていたのは音の軽さ。ダンスミュージックというものがそういうものなのかは知らないが、とにかく軽く感じたので当時は小室系のCDを買うことはなかった。それでもオッサンになると聴きたくなるものだ。

⑤リグレット・オブ・ザ・デイはシングル曲じゃないけどいい曲。生音でのアレンジを聴きたくなる。⑦スウィートペインの後半が畳み掛けるみたいで好き。

どうしてもシングル曲のクオリティが目立つが、全体から勢いを感じるアルバムだ。

【購入データ】購入店舗=天神店。購入日=2018年3月。